2020年05月

2020年05月28日

米国の新規感染者数のトレンド

新型コロナ以後の世界において、私がもっとも注視している数字は、米国の新規感染者数の推移です。

以下のグラフは、米国の新規感染者数の推移を1日単位で表したものですが、この他に5日移動平均や7日移動平均を用いたグラフと重ね合わせながら、経済や金融の先行きをみる参考指標として使っています。

スライド1

2020年05月22日

コロナ下の投資戦略は、PBRを基準に組み立てる

4月20日の記事では、大暴落相場におけるPBRの有効性を指摘したうえで、「マーケットで長生きする秘訣は、あまり欲張らないことだ」と申し上げました。

その補足材料として、5月20日の株式新聞のコラムでは、「PBRの有効性の検証結果」と「現時点の対処方法」について触れていますので、興味がございましたらご覧ください。
keizaiwoyomu at 16:48|この記事のURL投資戦略 

2020年05月21日

コロナ後に訪れる危機で、日本が沈没しない方法

日本人はあまり意識していないと思いますが、2000年以降を振り返ってみるだけで、新型ウイルスによる感染拡大はおおよそ10年周期で起こっています。

2002年の重症急性呼吸器症候群(SARS)、2012年の中東呼吸器症候群(MERS)、そして2020年の新型コロナウィルス(COVID-19)と、過去20年足らずで新型ウィルスは3回も猛威を振るっているのです。

この続きは、5月21日更新の『経済ニュースの正しい読み方』でどうぞ。

※連載記事のタイトルや小見出しは編集者の意向で行われるので、誇張気味になるケースがございます。その点はご了承ください。
keizaiwoyomu at 07:43|この記事のURL政策の提案 

2020年05月14日

疫病が大流行すると、社会の制度が大きく変わる

中世(5〜15世紀頃)の西ヨーロッパでは、イギリス国王やフランス国王、ドイツ皇帝(当時のドイツは「神聖ローマ帝国」といい、国王は「皇帝」を名乗っていた)などがそれぞれの国の統治の分野で力を発揮する一方で、信仰の分野ではローマ教皇が絶対的な力をもって君臨していました。

統治の分野で支配階層の頂点に立つ国王は、同じ支配階層である大諸侯、諸侯、騎士、つまり貴族たちに領地を与え、その代わりに軍役を課し忠誠を誓わせました。こうした領地を媒介とした主君と家臣の契約により、中世の封建制度は成り立っていました。

彼らの領地を耕したのが、被支配階層である農民(=農奴)です。農奴は貴族から支配・保護される代わりに、賦役・貢納の義務を負っていました。西ヨーロッパの国々では、国王、大諸侯、諸侯、騎士の支配階層が領主となって、被支配階層である農奴を差別し、きわめて不自由な身分にさせていたのです。

しかし、14世紀にペスト(黒死病)が大流行すると、西ヨーロッパの人口の約3分の1が死亡してしまいました。ペストが大流行した背景には、十字軍によりヒトやモノの交流が盛んになった結果、商業・貿易が発展し、人々の移動が活発になったという事情があります。

大幅な人口減少に直面した西ヨーロッパでは、生き残った農民の待遇向上の必要性に迫られ、農奴の解放が進んでいきます。それは、封建制度の崩壊を意味しており、その結果、大諸侯・諸侯・騎士が没落する一方で、国王の権力が伸長していったのです。こうして、近代の中央集権国家が誕生することになったというわけです。
keizaiwoyomu at 16:12|この記事のURLその他 

2020年05月01日

日本は「危機の再来」に備えるべき

地球温暖化によって、今後も人類が未知のウィルスに遭遇する可能性が高い。国家的な危機の再来に備えて、日本は今から危機対応資金の捻出を議論すべきだろう。二度と中小企業を見殺しにしてはいけない。

詳しくは、5月1日更新の 『経済の視点から日本の将来を考える』 でどうぞ。
keizaiwoyomu at 10:07|この記事のURL政策の提案 
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