2019年10月
2019年10月30日
日本型雇用の大転換期が迫っている
通年採用とジョブ型雇用の広がりは、企業が自由な採用活動を認められる契機となり、横並びの一括採用と年功序列に象徴される日本型の雇用慣行が大きく変わる原動力となっていくだろう。
詳しくは、10月30日更新の 『経済の視点から日本の将来を考える』 でどうぞ。
詳しくは、10月30日更新の 『経済の視点から日本の将来を考える』 でどうぞ。
2019年10月23日
2019年10月04日
極端な「最低賃金引き上げ論」に騙されてはいけない
私が「最低賃金の急激な引き上げは副作用が大きい」という1つのテーマに絞ってこれだけ繰り返し訴えるのは、日銀の大規模な金融緩和が始まった時以来です。
当時は「国々によって社会制度や価値観が違うのだから、日本では大規模緩和をしても継続して物価は上がらない」と申し上げましたら、リフレ派の識者たちから「クルーグマンは金融緩和を強めれば物価が上がると言っている」と大いに批判を受けました。それも今では懐かしい思い出です。
さて、最低賃金はメディアなどであまり取り上げられない地味なテーマではありますが、長い目で見たら消費増税と同じく、経済に与えるインパクトが大きいということをご承知いただきたいと思います。政治が安易な意見に同調して扱い方を間違えると、国民生活は今の米欧並みに近づいていくという事態を想定しておかねばなりません。
政治に携わる方々には、怪しいデータや数字に惑わされることなく、本質や実態がどうなっているのかを見極めて対処してもらいたいと期待しているところです。
詳しくは、9月30日更新の 『経済の視点から日本の将来を考える』 でどうぞ。
※マネー現代(現代ビジネス)の記事と公開日が重なったため、この記事は遅れて周知させていただきました。
当時は「国々によって社会制度や価値観が違うのだから、日本では大規模緩和をしても継続して物価は上がらない」と申し上げましたら、リフレ派の識者たちから「クルーグマンは金融緩和を強めれば物価が上がると言っている」と大いに批判を受けました。それも今では懐かしい思い出です。
さて、最低賃金はメディアなどであまり取り上げられない地味なテーマではありますが、長い目で見たら消費増税と同じく、経済に与えるインパクトが大きいということをご承知いただきたいと思います。政治が安易な意見に同調して扱い方を間違えると、国民生活は今の米欧並みに近づいていくという事態を想定しておかねばなりません。
政治に携わる方々には、怪しいデータや数字に惑わされることなく、本質や実態がどうなっているのかを見極めて対処してもらいたいと期待しているところです。
詳しくは、9月30日更新の 『経済の視点から日本の将来を考える』 でどうぞ。
※マネー現代(現代ビジネス)の記事と公開日が重なったため、この記事は遅れて周知させていただきました。
2019年10月02日
バランス感覚がない極論はポピュリズムを引き付ける
各都道府県では10月から、2019年度の最低賃金の改定額が発効されます。最低賃金を引き上げ続けると生産性が上がるという呪文のような言説が日本でも広がってきている昨今、実は最低賃金の引き上げのペースが上がったことで、日本の生産性が逆に下がっているという現実をご存知でしょうか。
日本の企業全体の99%を占める中小零細企業は、アルバイトやパートで成り立っている業種が多いのですが、最低賃金の引き上げペースが近年上がっていることから人手不足が深刻化し、かえって中小企業の生産性がいっそう低下するという現象が起きています。これはどういうことなのかというと、・・・・・
この続きは、10月2日更新の『経済ニュースの正しい読み方』でどうぞ。
※昨日の記事に引き続き、本日の記事もアクセスランキングで1位を獲得しています。感謝申し上げます。
※連載記事のタイトルや小見出しは編集者の意向で行われるので、誇張気味になるケースがございます。その点はご了承ください。
日本の企業全体の99%を占める中小零細企業は、アルバイトやパートで成り立っている業種が多いのですが、最低賃金の引き上げペースが近年上がっていることから人手不足が深刻化し、かえって中小企業の生産性がいっそう低下するという現象が起きています。これはどういうことなのかというと、・・・・・
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※昨日の記事に引き続き、本日の記事もアクセスランキングで1位を獲得しています。感謝申し上げます。
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2019年10月01日
2020年以降は、最低賃金の上げ幅を2%台に鈍化させたほうがいい
2019年度の最低賃金の改定額が10月から各都道府県で発効されます。
最低賃金を引き上げ続けるといえば、反対する国民はほとんどいないでしょう。同じように、最低賃金の引き上げペースを加速するといえば、低所得者層はみな喜んで期待することになるでしょう。
しかし、引き上げのペースを上げ過ぎると、救済されると思っていた低賃金の人々が真っ先に解雇されてしまうというパラドックスをご存知でしょうか。その理由というのは、・・・・・
この続きは、10月1日更新の『経済ニュースの正しい読み方』でどうぞ。
※連載記事のタイトルや小見出しは編集者の意向で行われるので、誇張気味になるケースがございます。その点はご了承ください。
最低賃金を引き上げ続けるといえば、反対する国民はほとんどいないでしょう。同じように、最低賃金の引き上げペースを加速するといえば、低所得者層はみな喜んで期待することになるでしょう。
しかし、引き上げのペースを上げ過ぎると、救済されると思っていた低賃金の人々が真っ先に解雇されてしまうというパラドックスをご存知でしょうか。その理由というのは、・・・・・
この続きは、10月1日更新の『経済ニュースの正しい読み方』でどうぞ。
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